会話をしていると突然やってくる沈黙。「どうしよう、何を話したらいいかわからない。気まずい。。。」そんな風に焦ってしまうこともありますよね。
僕も元々はそうでした。しかし、沈黙に対する意識を変えるだけで心理的な不安や焦りは無くなりました。また、打開策としてどのようにしてその場の空気を変えていけばいいのかを勉強して実践してきたのでお話ししてみようと思います。
仕事で交渉中に沈黙になってしまって気まずい。どうしたらいいの?
気になる異性とデート中に沈黙になってしまう。会話を弾ませるにはどうしたらいいの?
こんな質問を受けたので、記事にして解説していきます。
- 会話の沈黙が気にならない人の心理状態がわかる
- 会話の沈黙を気にしない人たちが使う会話を弾ませるコツがわかる
それでは早速、記事をみていきましょう!
会話の沈黙が気にならない人は会話中に自分に意識を向けている
会話していて沈黙になった時、多くの人は相手に対して意識を向けています。「あー、話が途切れたな。どうしよう、何か話さなきゃ。」「話が終わってしまった。次は何を話したらいいんだろう。」
・相手に対する気遣い
・つまらない人と思われたくない
だいたいこの2パターンです。
どちらにしても、相手のことを基準に考えているから会話中に沈黙になってしまった時に「気まずい」という状況になります。
逆に「気まずくない」という人たちはどのように考えているのでしょうか。
沈黙は気まずくない
そもそも沈黙は気まずくないというタイプです。空白の時間さえも会話の一部であると考えるわけです。
確かに、ずっと話し続けるのも聞き続けるのも疲れますよね。
ちょっと一息つこうかくらいの軽い気持ちで黙っている方が心理的にも気が楽です。
会話が途切れたことに対して罪悪感を持つ方がいますが、そんな必要はありません。会話が途切れたということは会話のキャッチボールがお互いにできていなかったということ。
話す方も、聞く方も、どちらにも問題があった可能性はあります。
相手は話したくない可能性もあり
もしかしたら相手は「話したくない」と思っている可能性もあります。
これは好き嫌いの話ではなく、そういう気分じゃないから。
疲れてるとか、悩んでるとか、落ち込んでるとか、何かしら原因があって黙っている可能性もありますので、話が途切れたことに関して敏感になりすぎないことが大切です。
自分のことだけを考えていい
会話をしている時は相手のことを考えて「この人はどんな人だろう。何が好きなのかな?」と興味を持つことが大切ですが、もしも沈黙が訪れた場合、その時は無理に相手のことを考える必要はないです。
ただただ自分のことだけ考えて「今日の夜ご飯は何にしようかなぁ」「暇やなぁ。なんか面白そうなことないかなぁ」なんて考えながらぼんやりと自分の世界にはいいて大丈夫です。
それくらいあなたが自然体である方が、相手も緊張しなくてすみます。多分、相手もそこまであなたに会話スキルを求めてないです。
沈黙で無理をしない関係を目指そう
やはり会話は楽しむべきものです。自分の気持ちを表現するための一つに言葉というものがあります。沈黙を恐れてしまうということはそれだけお互いのことを理解できていない状態であるとも言い換えていいかもしれません。
気持ちを表現するということをしなくても、気を使わない関係が良いですよね。恋人との間にだんだんと沈黙が増えていくのもポジティブに考えればそういうことです。
仕事で営業に回った時、交渉の場面で会話が途切れたりして焦ったりするかもしれません。気になる異性とデートしてる時に沈黙になって気まずいと感じてしまうかもしれません。
でもそれはおそらく、まだまだお互いのことを知れてないから。仕方のないことです。だからあんまり気にしないことです。
会話の沈黙を気にしない人は会話を弾ませる打開策を持っている
さて、ここまでは会話での沈黙を気にしない人がどんな心理でいるのかということを解説してきました。
ここからは話が途切れた後、どうやってその沈黙を打開して会話を弾ませるのかというコツについてお話しをしていきます。
質問力が高い
会話しているときに沈黙になってしまった場合、それを打開する唯一の方法は「新しい話題を提供すること」です。
ただし、話題を出そうと思ってもなかなか出てこない経験はみんなあると思います。そんな時に必要なのが質問力です。
うまい質問の仕方がポイントになってきます。
クローズドクエスチョン(YesNoクエスチョン)
例えば、「そういえば、あそこに新しいカフェができましたね。行きましたか?」と新しい話題を出したとします。
しかしこの答えはほぼ「はい、いいえ」の選択肢に限られています。
これをクローズドクエスチョン(YesNoクエスチョン)と言います。
「はい、いいえ」という答えに限定されているので、そこから直接会話を広げることは難しいですが、さらに質問を繰り返すことで相手の話を深掘りして話題を広げることができます。
オープンクエスチョン
先ほどの例をそのまま使うと、「カフェに行ったことありますか?→はい、いいえ」という感じで返事が返ってきます。
そこで次に使うのがオープンクエスチョンです。これは相手の意見や気持ちを引き出す時に使います。はいいいえだけでは会話が弾まないですが、質問の種類を変えてあげるだけで簡単に解決します。
先ほどの例の続きを考えてみましょう。
「カフェに行ったことありますか?→はい」
「そうなんですね。何を注文しましたか?→〇〇という料理を注文しました」
「カフェに行ったことありますか?→いいえ」
「そうなんですか、普段の外食はどんなところに行ったりしますか?」
どちらにしても頭を柔らかくして質問すればオープンクエスチョンで切り返すことができます。
これをきっかけにして会話を弾ませることは簡単です。
話を聞くのがうまい
うまい質問をして、相手から話を引き出すことができても、結局自分自身が話を聞くのが下手くそだったら会話が弾まないで終わってしまいます。
会話というのは聞くのが7割話すのが3割と言われるほど「聞くこと」が大切です。
例えば、「あそこの新しいカフェに行った時、パンケーキを注文しましたよ。」と相手が話してくれた時、「へぇ~、そうなんですね。」で終わってしまったらもったいないです。
話を聞くのが上手い人は、「へぇ~、そうなんですね。パンケーキですか。いいですね。美味しかったですか?」みたいにさらに言葉を付け足したり、相槌をうまく使ったりして、会話を弾ませるための工夫をします。
会話のキャッチボールがよくできている
これまで沈黙を破って会話を弾ませる方法として「質問力」や「聞き上手」についてお話しをしましたが、これらすべてをまとめたポイントが「会話のキャッチボール」です。
どんな質問をして、どんな話しの聞き方をして、どのように話を深掘りして、というその会話の一連の流れがキャッチボールのようになっていなきゃいけません。
会話のキャッチボールの練習方法についての記事もありますのでぜひご覧ください。(YouTube動画もあります)
会話中に沈黙になると気まずいという思いをしてきた方も多くいると思いますが、今回の記事を参考にして、実践していただければいいなと思います。頑張っていきましょう。