オウム返しする人は聞き上手なのかという話です。
また、その人の心理と相手をイライラさせない正しいやり方も紹介します。
おうむ返しする人って聞き上手って本当?
こんな質問を受けたので、記事にして解説していきます。
今回の「めあて」はこんな感じです。
- オウム返しの正しいやり方がわかる
- 基本的にオウム返しをしてくる人の心理がわかる
おうむ返しは心理学的にも「バックトラック」と呼ばれる重要なコツなんですよ。
- オウム返しを上手く使って会話を続けています。
それでは早速、記事をみていきましょう!
オウム返しする人は聞き上手?
会話でオウム返しをする人は聞き上手な人なのでしょうか。
おうむ返しをすることにより得られる効果は、大きなもので以下の3つです。
- 話を聞いている、ということを伝えられる
- 話題の整理できる
- 相手に共感しやすくなる
上手く使いこなすことができれば、「聞き上手」になれますよ。
「話を聞いている」ということを伝えられる
オウム返しで相手の言葉を繰り返すことで、自分の話を聞いてくれていると思わせることができます。
自分が発した言葉と同じ言葉が返ってくることで、相手は無意識に話を聞いてくれていると感じるんですよね。
このように、話聞いてますよアピールをすることで、相手からの高感度は上がります。
また、相手も嬉しくなって、どんどん話してくれますね。
話題の整理できる
相手の話を聞いている中で、相手が何について話したいのかわからなくなることがありますよね。
そんな時、オウム返しをすると会話の話題がはっきりとします。
以下の例を見てみましょう。
「昨日、近所にできた定食屋さんに行ったんだけど、そこがすごく美味しくて、あ、ちなみに、生姜焼き定食なんだけど、もう、ほんとにすごく美味しかったんだよ。しかも、そこ、すごく値段が安くてさ、毎日通おうかなって思えるレベルだったね。」
キーワードがたくさん出てきて情報で溢れてますね。
ここで会話の話題をはっきりさせるためにオウム返しを使ってみましょう。
「そうなんだ、安くて美味しかったんだね」
このように会話の話題をはっきりさせることができましたね。
すると、話の流れが掴みやすくなります。
相手に簡単に共感できる
オウム返しをすることで相手の話に簡単に共感できます。
楽しかったんだね、悲しかったんだねという、感情の言葉を繰り返すことにより、相手の気持ちに寄り添うことができるからですね。
オウム返しする人の心理と特徴を解説
たまに、会話中のオウム返しが癖になってる人っていますよね。
そのような人は一体どんな心理なのか、特徴をみながら解説します。
会話で何も考えてない人もいる
良くも悪くも、オウム返しを使えば人の話をかいつまんで聞くことができます。
すると、話を整理しやすいというメリットがある反面、特に話を聞いてない人がいるのも事実ですね。
相手が言ったことを繰り返しているだけなので、相手も「本当に話を聞いてるのだろうか」とイライラしてしまうでしょうね。
正しいやり方は後ほど解説します。
逆に、脳内で考える時間稼ぎをしている
相手の言葉を繰り返すことで会話を続かせることができます。
それにより、「なんて返事をしようか」と考えている人もいますね。
特に悪いことではないですよ。ただ、違和感を覚える人も中にはいますからね。
心理学で「バックトラック」が良いと聞いたのでやってる
心理学の技法で「バックトラック」というのがあります。
つまりはオウム返しのことなんですが。
これをやると良いよ!とおすすめされたのでやってるパターンですね。
ただ、上手にやらないと相手に不快感を与えてしまいます。
オウム返しで「うざい・イライラさせない」やり方(方法)とコツ
それではここから、会話でオウム返しの効果を高める正しいやり方を解説していきますね。
- 強調しているところを繰り返す
- 言葉を付け足す
- 言い換える
コツは上記の3つです。
それぞれ説明していきますよ。
強調しているところを繰り返す
強調されているところ、相手が特に訴えかけている部分を繰り返しますのが基本的なコツです。
「昨日友達と遊園地に行って楽しく遊んできたんだよ。遊園地だよ遊園地!」
「昨日友達と遊園地に行って楽しく遊んできたんだよ。もうほんとに楽しかった!」
二つは強調している部分が少し違うのがわかりますか?
一つは、遊園地に行けたことが嬉しかった、もう一つは友達と楽しく遊べたことを伝えたいという感じですよね。
それぞれ、「そうなんだ、遊園地に行ったんだ」と「そうなんだ、楽しかったんだね」と、繰り返すポイントが変わってくるということです。
言葉を付け足す
相手の言葉を繰り返した上に自分の言葉を付け足します方法です。
「昨日、遊園地に行ったんだ。いいね。僕もいきたいな〜。行ってみてどうだった?」という感じですね。
それだけで、言葉を繰り返すだけでなく、話を発展させることができたりできます。
別の言い方をすると、会話で受け身になる状態ではなく、積極的に会話に参加しようとする姿勢が感じられ好印象ですよね。
言い換える
しつこい、うざいと不愉快を与える原因は、何度も繰り返しオウム返しすることです。
連続でされるとイライラさせてしまいますよ。
そこで、会話で使うオウム返しの回数を落とさずに、相手にバレずに、無意識に訴えかけるように繰り返す方法があるんです。
それが、言葉を言い換えるという方法です。
- 「私、犬が好きなんですよ」
→「そうなんですね。ワンちゃんいいですよね」 - 「最近引越しをしたんですよ」
→「そうなんですか。新しい環境に移ったんですね」
ちょっと一捻りして、同じ意味合いの言葉に置き換えてくりかえすことで、相手には気づかれないように会話でオウム返しを使えますよ。
【まとめ】オウム返しが上手い場合は聞き上手になれる。【下手ならダメ】
会話でオウム返しを使う人は聞き上手になれるのかということですが、結論、上手く使えばなれますね。
下手だったら、ただ相手を不愉快にさせてしまうだけですからね。
上手なオウム返し(バックトラック)ができるように、たくさん練習してコツを掴みましょう。